実業剣道家による剣道のススメ・・・剣士諸君!

究極の剣道家を目指し剣道修行に励む実業剣道家のサイト。剣道は剣の理法の修練による人間形成の道・・・その道程の素直な記録。

日本伝統の武道「剣道」のススメ・・・「剣士諸君!」へようこそ


剣道では、最高峰を意識するだけでなく明確にそこを目指し始めた時、
剣道の過程そのものに「剣道に取組む」ことの真の意義が生まれるように思います。

私は福岡県太宰府市の出身です。
小学2年生の頃に竹刀を握ってから紆余曲折を経て、現在剣道八段範士を目指して剣道修行しています。このように書くとどれほどの腕前なんだろうと思われるかもしれませんが、平成18年10月時点で38歳、剣道五段です。
経験者であればすぐにわかることですが、この年齢でこの段位と言うことは、いたって凡庸な剣士である証です。 同世代の秀でた仲間たちはすでに七段を視野に入れています。
このサイトの記事は、もしかしたら剣道の腕に覚えのある先生方の失笑を買うかもしれません。けれど、敢えて私は「剣道八段範士を目指している」と公言しています。
なぜならば、剣道に限らず、一度きりの人生を行きぬく上でもっとも大切なことは、何かを目指して行動をおこすこと、真剣に取り組むこと、そして最後の最後まであきらめずやりぬくことだと思うからです。<→続きを読む>



2007年10月16日 火曜日  【剣道の道具 】

剣道の道具について

多くの人がご存知のように、剣道では、面・小手・胴・垂れ・稽古着・袴(はかま)・面下手ぬぐい・竹刀・木刀・鍔(つば)・鍔止め・模擬刀・刃引き刀などの道具を使います。

誠に恥ずかしい話ですが、私は30年以上も剣道に関わっておりながら、道具に関しての配慮が欠落しているという自覚があったのです。コンプレックスになりそうなほど・・・。

そこで、10年ほど前から竹刀の手入れを念入りにするようにしてみたり、稽古後の面や小手の手入れを始めてみたりしているのですが、これがまた中々思うように行かない。

自分が使用する道具の手入れひとつ満足にできないようでは話にならないなと思いつつも、道場での竹刀を振っての稽古にかまけて、道具について学ぶことがおろそかになってしまうのです。

ところが、昨年、長崎の武道具屋さんを紹介してもらう機会があって、さっそく出向いてみた所、これが素晴らしい出会いとなり、武道具について学ぶきっかけを与えてくれました。

防具ひとつひとつについて非常に熱心に聞かせてくれるご主人の話がとても面白いのです。

本当にありがたいことです・・・。

はじめてお店にお邪魔した際に竹刀を購入したのですが、この竹刀も非常に良い感じで気に入っています。

そこで、昨日長崎に出張をした折にさっそくお店に出かけて、今回は袴と小手をお願いしてきました。

私はこれまで防具がしっくりとフィットする感覚を味わったことがありません。
防具を新調することは、もちろん楽しみなことなのですが、実は七割方は不安を伴うストレスの原因だったりもしたのです。

防具を変えると、その防具がしっくり来るまでに、下手をすると半年くらいかかってしまうのです。
剣道の防具はそんなものだと思って諦めていました。

さて、この武道具屋さんでどんな竹刀や袴、小手を購入したのかについてのお話は、後日ゆっくり時間があるときに書くことにします。

今回は、こんな素晴らしい武道具屋さんを紹介してくれた松下剣連の小松原さんに
感謝感謝というお話でした(^ー^* )♪

このお話で、ようやく懸案だった最後のカテゴリー「剣道の道具」に記事が追加され、全てのカテゴリーに最低一つずつの記事がストックされました。

私的には目標のひとつが達成された記念すべき日となりました・・・♪

2007年08月26日 日曜日  【剣道の昇段審査 】

六段不合格!

本日六段昇段審査を受審してまいりました!

結果は・・・不合格でした (´・ ・|||)

全部で確か5パートあって、そのうちの3パートで受審しました。
午前中の前半15組が立ち合いを終えたところで一旦区切られて、そのグループの合格発表が行われました。

ひと組4人ですから1パートに60名いたことになります。

で、私の3パートの合格者は4名でした・・・。

ざっと計算してみたところ午前中前半の部は、全部で約300名の受審者に対して合格者30数名と言う感じでした。

審査が終わったところで数人の先生から講評を頂いたところでは、ひとり目は面と小手が決まっていたが、ふたり目は決め手がなかった。五分五分な感じだ・・・とのことでした。

また、他の方からは、ひとり目で面と小手が決まっていたが後打ちになっている印象があった。と言われました。

3パート合格者4名のひとりは私の組から出ました。

合格者と私のふたりと立ち合った方の話では、私との立合いでは面と小手を決められたと思ったが、合格された方との立ち合いでは一本も打たれなかった、確かに少しも下がらなかったし、こちらの攻めを封じてきたけれど、なぜその方が合格されたか不思議に思ったと言われていました。

で、自分的な所感としては・・・

気持ちの面では不思議なくらい落ち着いていて、良くも悪くも日頃の立ち合いどおりの内容を出せたと思います。その意味ではもっとあぁすればよかったとかこうすればよかったという後悔はなく、納得のいく結果でした。

ただ、残念だったのは、ここ数ヶ月全く不本意な剣道をしていたことです。

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2007年03月02日 金曜日  【剣道の理法 】

「気」の働かせ方について

いよいよ今年は6段挑戦の年となります。

5段に昇段させていただいてから早くも5年の月日が経とうとしている・・・。
「光陰矢のごとし」とはよく言ったものだと思います。

さて先日、これまで自分が残してきた記録をまとめて読み返していて、面白いことを発見しました。ちょうど昨年2月の中頃に下記のような記事を残していたようなのです。

「間合」について

その記事には、一昨年取り組んでいた課題である「足と腰で行う剣道~先を取る」がひと区切りつきそうな所で新たな壁にぶつかって悩んでいた私が、その壁を乗り越えるためのヒントになりそうな課題について、一時期に何人かの先生に同様の指摘を立て続けに受け、昨年のテーマを「間合を知ろう!」に決めたという件を書いています。

すると、大変興味深いことに、今年の同じ2月中頃、下記のような記事を書いていたのです。

2月10日の稽古会

ここには、九州松下剣友会の稽古会で新しい課題を指摘されてありがたかったということが書かれています。

この「指摘」は、昨年の課題であった「間合を知ろう!」がある程度区切りがついた所で次の「目に見えない壁」にぶつかって悩んでいた私の意表をついて突きつけられたもので、言われたその場では何を言われたか実はよくわかりませんでした。
その晩よくよく考えてみても何を言われているのかわからなかったくらいで、翌日のむさし剣錬会朝稽古でもう一度その話について聞かせてくださいとお願いしたくらいのものでした。
ところが、この指摘を受けた直後に、別の先生から立て続けに全く同じ指摘を受けたのでした。

その後は、考えれば考えるほど、これこそ今の自分が直面している壁を乗り越えるために必要な課題そのものなのではないかという確信を持ちはじめ、とうとう今年のテーマを「気の働かせ方を学ぼう!」に決めたところだったのです。

そのお礼を下記の記事中の「追伸」に書いていたりしています。

ヤマハ剣道部ブログにリンクしました

後から考えると、この流れは、まるで昨年の繰り返し・・・違うのは課題の中身だけでした。

不思議なものですね(*^_^*)「求めよ、さらば与えられん。」を体感した出来事でした。

さて、肝心の「気」の働かせ方について考えて見ましょう。

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2007年01月12日 金曜日  【剣道の道場 】

東京都杉並区 大義塾の思い出

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東京都杉並区荻窪に「大義塾」はあります。
これは、その「大義塾」で頂いた想い出の手ぬぐいです。

1988年春、私は慶応義塾大学に進学するために上京しました。
鹿児島での3年間の高校生活と福岡での1年間の浪人生活を経て、なんとかようやく大学生になることができた年でした。
東京の事情がよく分からなかった私は、知り合いが「高円寺や荻窪と言うところが住みよいらしいよ。」というのを聞いて、その話だけを頼りに、ひとり上京してJR高円寺駅前の最初に目に入った不動産屋に飛び込みました。
何件かマンションやアパートを見て回ると、荻窪の本天沼というところに、家賃38,000円という破格のアパートをみつけ、そこを借りることに決めたのです。
間取りは4畳半二間、木造2階建ての2階の奥の部屋で、お風呂はありませんでした。
とてもいい感じのアパートでした。
近くに銭湯があったので、部屋にお風呂がないことはあまり気になりませんでした。

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2006年11月10日 金曜日  【剣道の本 】

『腰と丹田で行う剣道』 島津書房

腰と丹田で行う剣道
腰と丹田で行う剣道
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森田 文十郎
島津書房
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この本をまだ読んでいない方は、ぜひ読んでみることをお勧めします。
私は、ちょうど「次のステージ」に進むためには、何をどうすればよいのかと悩みに悩んでいた2005年の今頃の時期にこの本と出会いました。以来、ほぼ2年かけて、この本に書かれている理法を実践する努力を続けてきました。そして、今強く感じているのは、森田文十郎先生の洞察力がいかに素晴らしいものであったかと言うことです。

どれほどの刺激を受けたかと言えば、この本に書かれた内容に感動し、触発されて、剣の完全操作法の実践について思ったことを「打突のメカニズム」というタイトルで記事にして、そこに書いたことを、これまで2年近く忠実に実践してきたほどです。

この本に出会うまで、私は自分の打突を気剣体一致の水準に引き上げ、更に一拍子にするために、手の内の矯正、手首の動きの訓練、左こぶしの位置の矯正、重心を安定すること、ひかがみを軽く伸ばすこと、左足のかかとを上げすぎないこと、左こぶしの始動と右足の始動とのバランスをとること、出足を強化すること、竹刀の振り方の工夫、踏み込みと打突の瞬間の一致、打ち抜けること、残心で気を抜かないこと・・・などなどと、ひとつひとつ自分の矯正ポイントを意識しながら取り組んでいました。

ところが、ひとつ意識すると他がお留守、そこを意識すると別のところがお留守と、どこかに意識が行く度に他の何かが意識から外れてしまうという苦悩にさいなまれていたのです。

それが、この本に書かれている剣の完全操作に関する洞察に出会ったことで氷解してしまいました。
なすべきことは全て「一連の動作」の一部である。というのがポイントです。自然の流れに従うのです。

これまで沢山の複雑な動きの総合としてイメージしていた一拍子の打突が、この本を読むことで、全く違ったイメージに置き換えられました。まさに革命的な瞬間を味わった一冊です。

鍛錬された呼吸法によって丹田に蓄えられた気のエネルギーが源泉になるのは言うまでもありませんが、その丹田に蓄積した気を更にひかがみを通して左足のかかとにまで充満させます。
こうして十分に気が満ちた状態でスタンバイした左足の湧泉辺りを踏むことを初動にして、後は体の物理的なメカニズムに順次気を伝えて行き、順番に動かしていくことで、最終的に無理なく一拍子の打突に結実させて、当然の帰結として十分な残心につなげつつ、次の動きへのエネルギーをためたままの形で完結する。そんな一連の動きをシームレスに、いわゆる「一拍子で」行う。そうすることで、そこには澱みも滞りもなくなり、一瞬の機を捉えて意を決した一直線のエネルギーが満ちた「捨てた」打突となる。

この本と出会えたおかげで、私はささやかな階段をひとつ上がることができたと自信を持って言うことができます。この本から得られることを思えばこの価格は決して高くはありません。

剣の理法を求めるならば、一拍子の打突の実践を支える理合いとして、これ以上のものはないと私は確信しています。ぜひこの本は読まれてください!

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