言い訳ではないですが、在津の相手の二刀流、かなり本格的でした。
これまで何人か二刀流を見てきましたが、今回のが一番強かった。
個人戦では、私と小倉さんがともに敗れた三菱ふそうの秋山さんを撃破して
パート決勝に進んでましたから本当に強かったんだと思います。
で、私としては、二刀に向かう基本に従って、小太刀に惑わされず、
中心を攻めながら相手の打ち気を誘っておいて、半歩先に出ながら
相手に乗り返して前に出て正面を狙う。そんな作戦で攻めました。
作戦自体は悪くなかったと思うのですが、まず、様子を見ようと
指先分だけ出ようとしたところをパカスカーン!と面を打たれてしまいました。
これは誤算だった!
気を取り直して攻めまくり、限界ぎりぎりで出した面にも、旗は一本しかあがらず、
それでもなんとか踏ん張って2度目を試みたのですが、無情にもやはり旗は一本。
結局他にいい作戦も思いつかず、居ついたところに2本目の面をくらいました。
で、今日になってつらつらと、「なんであんなに、なすすべなく面を食らったのか」
「文字通り、面食らった感じがしたのはなぜか」、などなど試合を振り返って
反省をしていたら・・・まる1日過ぎてやっと気がついたのです!
相手は右足前、右手に小太刀、左手で太刀を上段に取った二刀でした。
右足前で・・・左手は上段・・・ん?
あれ?普段時々対戦する上段は左足前で左手が上段。
右足前で左手が上段ってことは・・・ありゃ?もしかして、右足前の上段ってこと?
てことは、右足前右手に小太刀の二刀の場合、面に来る竹刀は通常の左前上段と違って
腰一回転分だけ余計にのびてくる!!
あぁ、そうか、そうだったんだ・・・相手は右足で踏み切ってきてたんだ。
何たる不覚。だから相手の打ち間が異様にこちらから遠かったんだ。
のこのこと相手の打ち間に入ってしまってたのね・・・。
左足前の上段を相手にする感覚で攻めてましたから、そりゃ勝てんわね。
相手の竹刀がぐんぐん伸びてくるように見えたのはそのせいか・・・。
「こいつは犬神か!?」(う、古すぎました?ドカベンです。)とか思ってました。
もっと早く気がつくべきだった・・・残念!
そんなアホな在津ですが、どうか見捨てないで下さい(*^_^*)
(でも、二刀と対戦できて、正直楽しかったです。)
では。ごきげんよう!