ラ・サール学園剣友会設立準備に至る経緯と入会のお願い

【設立の趣旨】
ラ・サール高等学校剣道部は昭和30年(1955年)第7期生を中心として創部された。半世紀前のことである。
卒業後も部員の中には大学時代そして社会人となってからも剣道を続けた者、或いは他のスポーツに転じた者、或いはまた剣道とは疎遠となってしまった者、更には中年を過ぎて以降剣道を再開した者もいる。また、高校時代剣道とは縁が無かったが卒業後、大学で或いは社会人として剣道を始め、精進して来た非部員もいる。この間、旧部員が往時を偲び何人か集まり酒を酌み交わすこともあったが、皆それぞれ社会の中堅として多忙なこともありOB会等の設立には至らなかった。しかし胸中にはいつかその内にと言う思いはあったのである。
時を経て創部初期の頃のOBも仕事の一線から引き始めたこともあり、剣道や他の日本武道を終生の友として精進しだした者、現役ラ・サール剣道部の活動を垣間見てかつてを思い出し、志を新たにした者、或いは卒業してから剣道を始め、精進を続けて来た者達が声を掛け合うようなった。そして剣道を介して人生を豊かにするべく、切磋琢磨、親睦、研鑽を図りたい、同時に母校剣道部の隆昌を願い後援活動も行いたいと言う声が強くなり、平成16年(2004年)暮れ、東京新橋のLSクラブジャパンに有志が集い、設立準備会を設けるに至ったのである。
今年平成17年の活動目標は、先ず早期に規約を決め、部OBや卒業後剣道に精進しているラ・サールOBの名簿を完成させ、会員を募り、総会を開催して剣友会を正式発足させることである。また差し当たっては3月の母校剣道部春期合宿に設立準備会有志として参加することもある。


【準備会活動】
* 平成16年12月18日(土) 第一回準備会開催
剣道に興味を持つ有志が集まり幹事を決め先ず趣旨を明確にした剣友会規約を作成することとなった。
出席者:
 4期 畑中 恒雄(剣道歴:42歳から剣道を始め、現在錬士六段,尚道館)
 7期 堀添 勝身(初代主将二段、卒業以降合気道に勤しみ現在七段法務省師範)
 7期 赤坂 明成(OB、七段、三田剣友会)
 7期 野田 正興(OB、初段、現在は薬丸野太刀自顕流を修行中)
 7期 深江 方次(OB)
 8期 海老原 肇(第二代主将、61歳より再開し三段、鶴岡八幡宮研修道場)
 9期 池田 良作(第三代主将、三段)
13期 牧之内 敏朗(OB、五段、明治神宮至誠館)
13期 西成 克美(OB、大学、実業団)
16期 日隈 真澄(薬丸野太刀自顕流保存会)
32期 堀内 健男(柔道、合気道)
49期 芳野 光邦(OB、四段、慶大4年、体育会剣道部)
50期 下高原 充裕(OB、三段、慶大3年、理工学部剣道部)
* 平成17年3月14日(月) 第二回準備会開催
事前提案されていた規約案に基づき審議を行い、規約と同時に設立総会時提案予定の役員を決定した。決定規約、及び議事録は別紙の通り。
出席者:
4期畑中恒雄、7期堀添勝身、7期赤坂明成、7期野田正興、7期深江方次、8期海老原肇、9期池田良作、13期牧之内敏朗、16期日隈真澄、49期芳野光邦、50期藤山智将(OB、東大法4年、東大剣友会)、尚、13期日隈、50期下高原両氏は委任状提出。
* ラ・サール中・高校春期合宿(3/16夕〜3/19早朝)へ有志で参加
東京出発組(畑中恒雄、堀添勝身、赤坂明成、海老原肇、牧之内敏朗)は3/17午後〜3/18午後の稽古に参加、現地集合組(49期芳野光邦、50期下高原充裕、江濱由松、辻川浩明、51期枝川真、品川貴秀、53期堤亮介)は3/16夕〜3/18午前の稽古に参加。但し、品川貴秀は所用により3/17午前の稽古まで、又、江濱由松、辻川浩明、枝川真、堤亮介は3/18午後前半の超OB組との地稽古まで参加した。
超OB組にとっては実に卒業以来の学校での稽古であった。先ず、立派な道場と整備された防具等に驚くと共に、七段、五段、三段、三人の顧問の先生方による重厚な指導と部員の礼儀正しく且つ訓練された稽古に対する姿勢に感心させられたのであった。
そして17日稽古後のOBと顧問の諏訪正一先生、田中健史先生、山下航正先生、そして前顧問の永山修一先生方との懇親会には鹿児島市在住で7期の福岡一信五段も加わり、改めて剣友会設立の趣旨説明を赤坂会長より行い協力をお願いした。
学校側からは予め、分かる範囲でと言うことで50年に亘る名簿が作成されており提供頂いた。これからの会員募集、名簿の整備上誠に有益な資料であり心より御礼申し上げたい。尚、49期〜53期の卒業後4年〜1年の若いOB諸君は母校剣道部の最近の興隆期に在籍した、良く学び、良く稽古した間柄らしく合宿にも度々参加しているようであった。
さて、現役部員は中学1年から高校2年までの26名中、数名を除く20名余が参加する中、恐らく先生方は突然半世紀振りと言う超OBの出現にその体力の程もよく分からず戸惑われたに違いなく、受け入れて頂いたご厚意に深く感謝せねばならない。確かに牧之内氏は一年前に大病を患い昨年末頃より漸く医者から徐々にと言う条件付きで再開の許可が出た身であり我々も程々に頼むよと言う気持ちでもあったのである。幸いに全員何とか元に立っての地稽古を全う出来、最終稽古終了後の部員や先生方との締めの全員写真を満足げの顔で撮ることが出来たのであった。清々しいの一語である。
尤も各自口には出さないが、昨年末合宿参加を決めた以降、密かに体調管理に気を配りつつ地域で厳しい稽古をして来たに相違ないのである。
斯くして次回以降母校への押し掛け合宿参加者は増えるに違いない。
* 合宿終了後学校提供の名簿を基に会員募集の緒に就く
合宿に参加した若いOBの世代、同期の入会希望が相次いでいるが中堅のOB諸氏の入会勧誘はこれからである。
【入会のお願い】
本剣友会の趣旨はラ・サール学園剣友会規約に記載の通り、
「第4条 本会は剣道を通じて会員相互の交誼を深め、親睦、研鑽を図るとともにラ・サール学園剣道部の発展隆昌のため後援していくことを目的として次の事業を行う。
1.会員名簿の発行
2.会報の発行
3.剣道稽古会、懇親会、ラ・サール学園剣道部との合同合宿、剣道祭その他を行う。」である。
本目的を遂行して行くには何よりもOBを中心とした剣道現役は勿論、剣道に興味を持ちいつかは又再開したい、同期やあの頃の仲間とときに集い、汗を流し、剣道を語り人生を語り合いたい、交剣知愛、先輩や後輩達との輪を拡げたい、と思う方々の参加を増やすことが必要であり、是非趣旨に賛同頂きかつての仲間や、卒業後剣道を始めた人、中年になってから剣道を始めた非OBも誘い合い入会していただきたくお願いする次第です。
平成17年3月31日
ラ・サール学園剣友会(設立準備会)
会長    7期 赤坂 明成
事務局長 8期 海老原 肇

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