平成18年度 西部日本剣道大会結果速報!

今年も勤労感謝の日に西部日本剣道大会が開催されました。
九州松下剣友会からは3チームが出場しましたので結果をご報告いたします。
まずは、あいにくの雨の中、応援団として会場に駆けつけてくれた
わか・ひらり夫妻、山田さん、江村さん、ありがとうございました!
また、引越しなどで超多忙な中、新幹線で京都から駆けつけてくれた竹森さん。
試合終了と共にとんぼ返りという無茶をさせてごめんなさいm(__)m
そして、ほんとうにありがとうございました!!おかげで大変盛り上がりました。
来年もぜひ一緒に出場しましょう(*^_^*)
それでは大会速報をお届けします。


まずは午前9時試合開始で行われた個人戦の部から。
今年の個人戦は中村、西原、在津、満田の4選手が出場。
在津が2回戦で敗退の他は残念ながら初戦敗退となりました。
中村選手
【1回戦】
対 藤井健一(32)5段 敬友会(山口)
中村    (延長負け) メ   藤井
西原選手
【1回戦】 
対 肘岡峰一(32)4段 もみじ剣友会(鹿児島)
西原    (延長負け) ド   肘岡
満田選手
【1回戦】
対 安田浩延(36)4段 若松高校OB会
満田     (負け) メ コ  安田
在津選手
【1回戦】 
対 合田純児(33)3段 杵築市剣友会(大分)
在津 メ メ (勝ち)      合田
【2回戦】 
対 山下敦司(28)3段 九州電力(福岡)
在津     (負け) コ    山下
続いて午前11時ごろ試合開始で行われた団体戦の部。
九州松下剣友会
【1回戦】 
対 木鶏会(北九州)
先鋒 西原     (引分)     中西 (5段)
次鋒 荻野     (負け) コ コ 大森 (6段)
中堅 中山     (引分)     長谷川(5段)
副将 宮脇     (負け) コ メ 春田 (5段)
大将 那須     (引分)     堂本 (7段)
2敗3分で無念の初戦敗退 (>_<) パナソニックFSC
【1回戦】 
対 五常会(北九州) 
先鋒 満田     (負け) メ   古川 (3段)
次鋒 前原 メ コ (勝ち)     平野 (5段)
中堅 小倉 メ   (勝ち)     重高 (5段)
副将 中村 メ   (勝ち)     桑原 (5段)
大将 栗林 コ   (勝ち)     古賀 (7段)
4勝1敗で圧勝 (*^_^*)
中でも前原選手の試合運びは最高でした!
豪快に飛び込み面を決めた後は、先をとって攻めて相手の手元が上がるところを出端小手。
ビューティフル!続く小倉、中村、栗林と順調に勝ちを収めて初戦突破。
【2回戦】 
対 武道鈴木熊本(北九州)
先鋒 満田     (負け) メ ド  芹川 (4段)
次鋒 前原     (負け) コ メ  諏訪元(4段)
中堅 小倉     (負け)      田沖 (4段)
副将 中村     (負け) メ コ  岩見 (6段)
大将 栗林     (負け) コ メ  平岡 (4段)
2回戦は残念ながら、九州剣道界の若手オールスターチームを相手に0勝5敗で完敗(T_T)
どの選手も説明が要らないほどの有名選手。
諏訪元選手は次の試合で全日本選手権に出場した福岡県警の手島選手を破っていたそうです。
す、すごい。
結局「武道鈴木熊本チーム」は、このまま順当に勝ち進み、今年の優勝チームとなりました。
さすがですね。
彼らと対戦できたのはいい経験だったと思います。中々この面子とは対戦できませんから。
わたし的には、試合順がかぶって観戦できなかったのが残念です。
パナソニック剣友会
【1回戦】
対 鹿友会(北九州)
先鋒 芳野     (引分)     枝元 (4段)
次鋒 竹森     (引分)     古賀 (4段)
中堅 手島 メ   (勝ち)     伊藤 (4段)
副将 在津 メ   (引分) コ   矢野 (4段)
大将 高本     (負け) コ   小林 (4段)
代表 手島 コ   (勝ち)     小林 (4段)
鹿屋体育大学OBチームを相手に代表戦を制して辛勝 (>_<) 先鋒、次鋒、副将が女性ということで、とてもやりにくいチームでした。 特に次鋒の古賀優選手は阿蘇高校出身の強豪選手。 高校時代には女子剣道界で知らない人はいない程の有名人だっただけでなく、実際試合巧者でありました。竹森選手、ただでさえ女性相手の試合はやりにくいのに、実力ある女性剣士相手にお疲れ様でした。 ところで、「パナソニック剣友会チーム」は、なんと今年は「1試合目」でした。 そのため京都から新幹線で会場に向かう竹森選手の到着が試合開始時刻に間に合わないかもしれないというピンチにいきなり見舞われることに!! いよいよ11時に団体戦試合開始というその直前、あきらめて事情を説明し、次鋒の「この試合だけ不戦勝」を承諾してもらうべく申告したのですが・・・ 事情を聞いたパート審判先生の鶴の一声で、我々の試合は1回戦の最後に回していただけることに。おかげで、なんとかフルメンバーで戦えることになりました。 まずは審判の先生方、快く試合順変更を受け入れてくれた対戦チーム、そして試合が繰り上がってしまった次の試合の両チームの全員に感謝ですm(__)m さて、こうしてお昼過ぎに始まった試合は、先鋒芳野選手、次鋒竹森選手ともに決め手なく引き分け。 中堅手島選手は見事な試合運びでこの日2勝目となる一本勝ち。続く副将在津は試合開始早々に面を先取する有利な展開に。 ここで在津が勝利すれば試合は決まりだったのですが、不覚にも試合中盤で出端の小手を奪わて追いつかれ、そのまま引分。 1勝3分けの微妙な状態で大将戦にまわしてしまいました。 大将高本選手、ここはいつものように積極果敢に攻めて行きましたが、これまた試合巧者な相手に一瞬の隙をつかれてまさかの一本負け!オーマイゴッド!! これで勝ち数・本数ともに同数となり、試合の決着は代表戦で決することに。 一応、パナソニック剣友会チームの監督は在津だったのですが、この場面で応援席から「栗林総合監督」が間髪いれず「代表手島!」のコール(*^_^*) きっと宮本総監督もカナダから帰国する飛行機の中で「代表手島!」と寝言を言ったに違いないほどのムードでした。もちろん誰からも異存は無く、手島選手が代表戦に望むことに・・・。 代表に指名された手島選手、一進一退の手に汗握る攻防の末に、最後は見事な小手を決めて勝利。大将の雪辱を果たしてチームを勝利に導いてくれました!ナイスです! 終わってみれば相手チームは強かった(^_^;) 竹森選手が間に合ってくれて本当によかった(>_<) そんな試合展開でした。 さらに考えてみたらこの試合、手島選手の勝利だけで勝ちあがりました。 手島選手、竹森選手、本当にありがとう! 【2回戦】 
対 アタック(福岡)
先鋒 芳野     (引分)     松本 (6段)
次鋒 竹森     (負け) コ コ 牛嶋 (6段)
中堅 手島 ド メ (勝ち)     三牧 (6段)
副将 在津     (負け) コ   永沼 (6段)
大将 高本 メ   (勝ち)     樋口 (7段)
代表 手島     (負け) コ   松本 (6段)
初戦に続いてやりにくいチームと当たったものです・・・。
福岡選抜女性剣士軍団「アタック」との対戦。
女性6段剣士をひとり探すのも普通は難しいと思うのですが、先鋒から副将まで全員が6段で、しかも有名選手。大将にいたっては実績十分の女性7段。
例えば、先鋒の松本選手は、この西部日本剣道大会だけを見ても(今年は優勝を逃したようですが)平成14年から昨年まで女子個人戦4連覇中。
大将の樋口選手は全国女子大会で優勝経験ありの全国区強豪7段で、しかも在津は日ごろ大変お世話になっているという・・・うぅ、やりにくい。
試合は前半戦を終えて1敗1分けという予想通りの苦しい展開に。
そんな中、中堅手島選手は胴を抜き面を決めなどして冷静に相手を降し、この日3勝目。
副将在津は来週7段審査を控えているという永沼さんに乗せられてじっくり勝負に持ち込まれ、最後は不十分な引き面の後にコーナーに追い詰められた所から、痛恨の出端小手を奪われて敗北。
チームは1勝2敗1分という不利な状況で大将戦へ!高本さんごめんなさい!!
さぁ大将高本選手登場!さすが大将、頼りになります。
この苦しい場面で強豪相手に試合開始早々目が覚めるような飛び込み面が炸裂。
これがしっかり決まってまず一本!その後はさすがにお互い譲らず時間切れとなり一本勝ちとなりました。が、これで勝ち数は追いつき、本数も同数に。ということで、試合はまたもや代表戦へ。
さぁ、今度は誰を代表にするのか。
今回は栗林総合監督は別のコートで試合中だったため、在津監督が代表選手を決する場面。
その時、背後から(特にPさんの)激しいプレッシャーというか、熱い期待というか、有無を言わせぬ視線というか、つまり見えない力に襲われて、つい「代表は手島選手」と口走ってしまいました。
この口が、勝手に・・・(^_^;)
そんなわけで、手島選手、「2試合連続代表戦」というありえない展開の上、「2試合連続代表指名」という、さらにありえない展開で畳み掛けて・・・ごめんなさい。
周囲の空気が「手島を出せ!手島が見たい!」という感じだったので、つい(>_<) そういう事情でこの日4試合目となった手島選手の代表戦。 試合巧者の松本選手を相手に何度も「勝った!」と思う展開でした。 が、審判の先生には相手がか弱い女性剣士に見えたようで、なんだか旗が重い。 (気のせいかもしれません。はい。多分気のせいでしょう。) 試合が長引くうちに、最後は試合慣れした松本選手に必殺「面-面」を読まれたか、2本目の面に行くところを小手にあわせられて万事休す。 今年はここで敗退となりました。でもなんだか盛り上がって満足な感じがしたのは私だけでしょうか。 ちなみに、風の噂によると、対戦相手のアタックはパート優勝したそうです(たぶん)。 そういうわけで、今年はみなさんのおかげで昨年以上に大変盛り上がりました。 ありがとうございました。 できれば来年もみんなで出場して、再び優勝を狙いたいと思います。 出場選手の皆さん、応援団の皆さん、最後まで読んでくれた皆さん、お疲れ様でしたm(__)m

この記事を書いた人

剣道錬士六段 ザイツゴロウ