第11回近圏親善剣道大会 in 日田 速報!

やはり今年も寒かった!
行って来ました日田で行われた近圏親善剣道大会。
今年も体育館はありえない寒さに包まれていました。
今回の選手団は以下の通り。
監督 早田和重
先鋒 満田暁史 4段
次鋒 西原清高 5段
中堅 荻野武男 5段
副将 在津吾朗 5段
大将 早田和重 錬士6段
さてさて早速結果をご報告いたします。


試合は例年通り、まずは予選リーグを戦い上位2チームが決勝トーナメントへ進む形式でした。
わが九州松下剣友会は甘木市の尚楠塾Aと黒木町の大藤会とで3チームのグループに入りました。ちなみに大藤会は今年も優勝候補でした。少し厳しいグループに入ったものです・・・(^_^;)
【1回戦】 対 尚楠塾A
この大会は満田さんの壮行試合。そういう意味では満田さんにはぜひとも今日は活躍してほしいところですが、相手の尚楠塾は芳野くん情報によると中々の強豪チーム。
中には今年全日本選手権に出場したT選手と同じチームで活躍していた若手選手と同じ名前も。
「このパートは30歳以上の部なんだけど・・・」という疑惑の声があったとかなかったとか(*^_^*)
さぁ試合開始。われらがQちゃん登場・・・ところが、どうしたことか、硬い!緊張している!
今日は活躍しなくっちゃというプレッシャーに押しつぶされてしまったのか!
ありえない展開で満田Qちゃん選手いいところなく2本負けを喫しチームは苦しい立ち上がりとなりました。まぁ、そんな日もあるさ、ドンマイ!
続いて次鋒西原選手登場。
日田市総合体育館までの車中、年下のくせに相変わらずの超生意気振りを発揮する在津選手が、歯に衣を着せず浴びせる激辛アドバイスを、なんとも素直かつ即座に取り入れた西原選手。あなたはえらい!この試合の西原選手は別人のようでした!とにかくかっこよかった!
まずは、とても普段の西原選手からは想像がつかないほど柔らかい手の内で相手の小手を切って落とすと、あせって強引に面に来た相手の胴を鮮やかに抜いて見せて2本勝ち。
ビューティフル!ワンダフル!最高!
さぁ続くぞ!荻野じゃぁじゃぁ選手。
最近仕事が忙しくて大変な荻野じゃぁじゃぁ選手。家族サービス強化月間中にも拘らず参加してくれたのですが、とても「十分に稽古をやってこれました」とは言えないコンディション。病み上がりでもあったので若干心配していたのですが、気合が違いました。粘り強く粘り強くがんばって時間いっぱい引分。
1勝1敗1分で本数も同じ。まさに後半勝負の展開で副将在津選手登場。
「満田Qちゃんにいい思い出を残してあげるんだぁ!」と言う強い思いで試合に臨みました。
ところが、世の中そうは甘くないです。この思いがかえって災いしたのか、互いに強く攻め合う中で一進一退を繰り返した後に、仕切りなおしたところで手元を浮かされて小手。
さらにあせりを見透かされたか、出ようとしたところを面に乗られて2本負け。
早田さん、ごめんm(__)m 誰か「ドンマイ」って言ってくれぇ・・・(>_<) こうして1勝2敗1分、本数2本ビハインドで大将戦になりました。 満田Qちゃんの九州勤務最後の大会ということで出場を決断してくれた早田選手。 気合十分でした。試合はかなり盛り上がりを見せたのですが、2−0で勝っても引分と言う展開で、互いに小手と胴を取り合い、残念ながらここでチームの勝敗はついてしまいました。 最後は面をとられて負けとなったものの、「互いに審判システム」じゃなかったら・・・という技が何本もあり・・・まぁ、それを言っちゃぁおしまいですがね。 ということで、結局以下のような星取表となりました。 対 尚楠塾A 1勝3敗1分 先鋒 満田       負け  ド コ  井原 次鋒 西原  コ ド  勝ち       大内田 中堅 荻野       引分       竹井 副将 在津       負け  コ メ  秋吉 大将 早田  コ    負け  ド メ  矢野 【2回戦】 対 大藤会 続いて2回戦は、今年も優勝候補の呼び声高い大藤会との対戦。 一昨年はむさし剣連チームが5戦5敗全て2本負けで破れ、昨年は古賀さんと成澤さんが参加したむさし剣連会チームが善戦したものの、大将戦の末に敗れたという強豪チームです。 まずは先鋒満田Qちゃん選手。 初戦の影響を引きずってあまり元気がない展開・・・相手の強い攻めに引き出されて面と小手を連取され、初戦に続いて2本負けスタートに(T_T) 次鋒西原選手。相手が強いことを意識してしまったのか、初戦の「別人のような西原選手」から「いつもの西原選手」に戻ってしまいました。それでも面を奪われた後は粘って戦って1本負けで踏ん張り中堅戦に望みをつなぎます。 中堅荻野選手。これは稽古量の違いが出たか。初戦同様、かなり粘り強く攻めていったものの、相手が上手でした。うまく胴と小手を決められ、ここでチームの勝敗は決してしまいました。 何とか一矢報いたいところで副将在津選手。 勝敗がついていたこともあってか初戦よりは落ち着いて攻めた在津選手。 余計な力を抜いて立ち向かい、相手の出端の小手を切り落として1本先取。 その後は互いに決めてなく時間切れで一本勝ちとなりました。 試合後に、試合場からかなり離れた2階応援席で観戦して下さっていたというむさし剣連会のみなさんが、「ここまで音が聞こえたよ。審判は音でとりなさいと言う意味がわかったよ。」と言って下さったのがこの日一番うれしかったです。(軽い冗談だったのかもしれませんが・・・) まぁ、私的には会心の1本でした。 大将早田選手の相手は強豪で名高い倉ノ下選手。評判どおり強かった。 でも早田選手も気合では負けていなかったです。 試合は見事な面を2本決められて負けとなりましたが、ハラハラどきどきの展開で十分楽しませてくれました。 こうして2回戦は以下の星取表となりました。 対 大藤会 1勝4敗 先鋒 満田       負け  メ コ  徳田 次鋒 西原       負け  メ    加藤       中堅 荻野       負け  ド コ  吉松 副将 在津  コ    勝ち       井上 大将 早田       負け  メ メ  倉ノ下 予選リーグで2戦2敗となった九州松下剣友会チームは、昨年のベスト8再現!とはならず、来年リベンジすることを誓う結末となったのでした。 試合後、心と体の傷を癒すため、一行は昨年も訪れた琴平温泉に。 たっぷり温泉を楽しんだのは言うまでもありません。 【敗因分析コーナー】 今日の各選手の仕上がりはそれほど悪くありませんでした。 試合の内容も「決まったか!勝ったか?」という一本がいくつもあって、でも決め切れませんでした。そこで今日の敗因を考えてみたところ・・・思い当たりました。 この日は珍しく応援団が誰一人いなかった! 特にチアリーダーがいなかった!黄色い声がなかった! あぁ、そのせいさ、全くもってそのせいさ!!!(+_+) そう、私たちは黄色い声援の下でこそ実力を発揮するタイプなのです(*^_^*) というわけで、来年はチアリーダーの皆さんにぜひとも応援団として参加いただけるよう切に要望する次第です。 冗談はさておき、選手の皆さん、本当に朝早くからお疲れ様でした。 満田Qちゃん、神様は転勤しても決して稽古を怠ってはならぬぞとおっしゃっておいでなのです。 これまで通りしっかり稽古を積んで、来年は可能な限り我々とともに戦いましょう。 以上、特派員の在津が大会速報をお届けしました。 大会結果について質問がある方は今週土曜日の忘年会で受け付けます。 ふるってご参加ください(*^_^*)

この記事を書いた人

剣道錬士六段 ザイツゴロウ