平成19年度 西部日本剣道大会結果速報!

毎年恒例の西部日本剣道大会に出場してまいりました。
今年も3チームエントリーしました(^ー^* )♪
みなさん、朝早くからお疲れ様でした<(_ _)>
大会の詳細は江村リポーターが後日アップすると思いますので、とりあえず結果速報を・・・。
出場チームは下記の通り。
妙義塾
先鋒 芳野光邦(5)
次鋒 竹森俊二郎(5)
中堅 手島孝浩(4)
副将 在津吾朗(5)
大将 高本義崇(6)
個人戦 在津吾朗(5)
PFSC剣友会
先鋒 花田穂積(5)
次鋒 宮脇栄治(3)
中堅 小石 浩(4)
副将 中村裕介(5)
大将 山根哲史(5)
個人戦 中村裕介(5)
パナソニック九州剣友会
先鋒 應地紀宏(4)
次鋒 黒河通孝(2)
中堅 池田博貴(5)
副将 栗原 啓(5)
大将 小倉康裕(5)
個人戦 池田博貴(5)
さて、まずは朝一番に行われた個人戦。
中村選手・在津選手が共に延長の末初戦敗退するというほろ苦いスタートとなったのですが、このふたりの分まで池田選手がやってくれました♪
会場に向かう車中でため息をつきまくっていた池田選手。
今ひとつ気分が盛り上がらない感じだったのですが、蓋を開けると順調に駒を進めて行きました!
そしてとうとう並み居る強豪を撃破して準決勝戦に進出!
準決勝戦も一進一退の攻防になりました。
池田選手はこの日剣先が鋭く効いていて、無理に飛び込んでくる相手をしっかり剣先で制しつつ試合の主導権を握っていきました。試合はそのままお互い決め手がなく延長戦に突入。
今年特錬に加入した原選手は流石に地力があり、最後はとうとう面を奪われて敗退しましたが、3位入賞はお見事でした。池田くん、おめでとう!
さぁ、続いて団体戦です。


今年は3チームとも十分上位進出を狙えるメンバーで組むことができたので、大いに活躍が期待されたのですが・・・。
いきなりPFSC剣友会チームが初戦で「武道戦隊」と対戦。
「武道戦隊」って・・・戦隊ヒーローのチームか?と思えるネーミング。
どんなチームかと思えば、なんと昨年優勝した武道鈴木熊本チームだったのです。
2年連続の対戦。しかも初戦。うーん、なんたることか。
昨年は栗林さん率いるPFSC剣友会チームが0-5で完敗した相手でしたが、今年は中々善戦しました。
先鋒應地選手も試合の流れを作る積極的な立合いを見せ、次鋒黒河選手は一本先取されながら見事な飛び込み面を取り返して引分に持ち込むがんばりを見せ、副将栗原選手は誰もが「決まった!」と思ったほど見事な面を炸裂させました。最後まで全力で向かっていったのですが、そこは昨年王者。結局3敗2分で無念の初戦敗退となりました。
続いてパナソニック剣友会チーム登場。
対戦相手は大分県杵築のチームでした。
松下電器の山根さんのお兄さんを大将に据えて望んだ初戦。
試合は取りつ取られつの攻防となり、勝敗同数で大将戦に・・・。
(山根さん、冗談が本当になってごめんなさい<(_ _)>)
私は自分の試合がある離れたコートから応援していたのですが、大将山根選手、積極果敢に攻めていました。数分間の攻防が続いたところで、互いに攻めあう中一本を先に拾われてしまい万事休す。どの試合もあと一本が取れそうで取れなかったのが残念でした。
さてさて、昨年2回戦で女性チームに代表戦の末敗れるという悔しい思いをした妙義塾チーム登場。今年も昨年と同じオーダーでリベンジに燃えて試合に臨みました。
初戦は黒崎播磨チーム。
昨年は初戦から代表戦にもつれ込む苦しい展開だったのですが、今年は中堅までの3人で試合を決めて勝利!まずは余裕の立ち上がりを見せました。
2回戦は養心会チーム。
相手について情報が全くなく、どんなチームなのかわからないまま試合が始まりました。
直前の試合が代表戦にもつれ込み、その代表戦が考えられないほどのロングタイム延長戦・・・。
面をつけて待機する先鋒芳野選手、次鋒竹森選手の集中力が持続するか不安になるほど待たされました。
さぁ、試合開始。案の定、待ちくたびれたか、前半は苦しい立ち上がり。
しかし今年も頼れる中堅手島選手が見事な試合運びで星を五分に戻す活躍!
ところが、ここで副将在津選手がまさかの二本負けを喫し、1勝2敗1分で大将戦に。
大将高本選手が2本勝ちすればチームは勝利。1本勝ちなら代表戦。それ以外なら敗退。
こんな切迫した状況で大将にまわしてしまい、流石に肝が冷えました。
しかも相手の大将は上段!
「ここまでか!?」と不安を感じたその時、高本選手の出足鋭い打突が相手を貫いてまず1本。
そこからは、相手が上段なことを忘れる程の猛攻が繰り出されて、ついに2本勝ち!
見事な逆転勝利で3回戦に駒を進めたのでした(^ー^* )♪
後で聞いたところ、この日、高本選手は「上段の選手と試合がしたいな♪」と思っていたそうです。
やっぱり高本さんは凄い人だ・・・。
3回戦はカワノ工業チーム。
試合巧者をそろえたチームでしたが、ここは2回戦の雪辱を果たすとばかりに先鋒芳野・次鋒竹森がアベック勝利を収め、ここまで全勝の手島選手にバトンをつなぎます。
そして、ここも頼れる手島選手、危なげない試合運びで勝利を収めてゲームセット。
中堅までの3人で試合を決めてくれました。
結局副将在津選手は引分、大将高本選手は勝利となり、4勝1分の圧倒的勝利。
こうして目標の3回戦突破を果たし、パート決勝に進出しました。
4回戦は(九州実業団のチャンピオン)三菱ふそうチーム
この日一番の強豪チームとの対戦。勝てばベスト8進出の一戦。
強豪を相手に決意も新たに試合に臨む選手たち。
まずは先鋒芳野選手。
慎重な試合運びで中盤までは一進一退の攻防を見せました。
が、ここから試合時間が4分となったことが影響したか、後半若干動きが硬くなり始めたところを討ち取られてしまい無念の敗退。
つづく次鋒竹森選手。
試合巧者の鬼塚選手を相手に積極果敢な試合運びを見せるも決め手なく引分。
そして中堅手島選手。
これはもう見事というほかない!!
圧倒的に試合を支配して、何度も何度も「いいとこ!」が炸裂。
結局1本勝ちで星取を五分に引き戻しました。
さてさて、1本負け以下での敗北は許されない局面で副将在津選手。
個人戦からここまで5試合、今日は全く精彩を欠いていました・・・。
強豪の小畔選手との対戦だったとは言え、全く粘ることができずに2本負け。
ここで勝負がついてしまいました。本当に本当にごめんなさい<(_ _)>
今日ほど試合に勝ちたいと感じたのも、負けて不甲斐なく感じたのも、おそらく学生以来ではないかと思われるほどで、心の底から悔しかったです。
締めは大将高本選手。
先に先に攻めて、張って、間合いをつめて試合を支配し続け、何度も後一歩というところまで迫りました。残念ながら有効打突を決めることができず引分に終わりましたが、最後まで全力で試合に臨む姿は勉強になりました。
結局、三菱ふそう相手に1勝2敗2引分の惜敗でベスト8進出を目前にしながら、今年の西部日本大会は幕を閉じたのでした。
とは言え、「昨年2回戦で敗退したリベンジを果たして、最低でも3回戦を突破し、三菱ふそうと決戦しよう!」という大会前に誓ったチーム目標は全て達成したのです。
なので、さぞや達成感があるだろうと思ったのですが・・・三菱ふそう戦で勝利の背中がかすかに見えただけに悔しさがひとしおとなり、試合を終えた選手の顔に晴れ晴れとした笑顔はありませんでした。
くやしぃ・・・。
個人的な反省としては・・・みんな、本当に申し訳ない<(_ _)>の一言に尽きます。
来年までにもっともっとしっかり稽古を積んで、もう一歩先に進めるように努力します。
なので、懲りずに来年も一緒に出場してください!
こうして夕方4時ごろに北九州市総合体育館を後にした選手諸君でした。
今年のMVPは、個人戦でベスト4に進出した池田選手と、団体戦全戦全勝で文句なしの手島選手でした。感動をありがとうございました<(_ _)>
そして、江村団長率いる選手の奥様、お子様、恋人様からなる華やかな応援団のみなさま、寒い中、大切な連休の初日に、一日お付き合い頂き、本当にありがとうございました。お疲れ様でした<(_ _)>
試合の細かい内容については江村レポーターから詳細報告があると思います。
お楽しみに(^ー^* )♪

この記事を書いた人

剣道錬士六段 ザイツゴロウ