今年最後の大会である日田近圏親善剣道大会に出場してまいりました。
ちなみに過去の大会報告はこちらから・・・。
第10回日田近圏親善剣道大会
第11回日田近圏親善剣道大会
九州松下剣友会妙義塾道場として、今年は30歳未満一般の部と30歳以上一般の部で2チームをエントリーしました。
選手のみなさん、お疲れ様でした♪
それではさっそく大会結果をご報告いたします。
エントリーしたのは下記の2チームでした。
九松妙義塾 30歳未満一般の部
先鋒 應地紀宏(4)
次鋒 黒河通孝(2)
中堅 池田博貴(5)
副将 岡野芳宏(4)
大将 芳野光邦(5)
九松妙義塾 30歳以上一般の部
先鋒 恩塚龍士(5)
次鋒 西原清高(5)
中堅 高本義崇(6)
副将 在津吾朗(5)
大将 栗林 毅(7)
まずは、30歳以上の部です。
今年は報徳会・唐津金曜会との3チームによる予選リーグとなりました。
同じ試合場には三菱ふそうが・・・。
なんと、今年は三菱ふそうだけでなく西日本シティ銀行チームまでもが参加しておりましたヽ(*’0’*)ツ ワァオォ!!
まずは報徳会戦。
先鋒恩塚選手は、今年はじめての大会出場で気合十分でした。
相手は女性選手だったのでやりにくかったと思いますが、じっくり攻めて危なげなく二本勝ち。
続いて夜勤明けで駆けつけてくれた西原選手が、二人続けて登場した女性選手をじっくり攻めて危なげなく二本勝ち。さらに、中堅高本選手が一本勝ちを収めて、副将在津選手、大将栗林選手がそれぞれ引き分け、初戦を3勝2分で勝利しました。
続いて唐津金曜会戦。
これは教員を中心にしたチームでした。
先鋒恩塚選手、逆胴を織り交ぜた攻めで相手を追い詰めたのですが、稽古のときのようにはいかなかったようで無念の二本負け。
続く次鋒西原選手は、試合開始早々、じっくりと構えて相手にプレッシャーをかける姿に、もしかして?と思わせるムードがあったのですが、残念ながら二本負け。
この展開は意外と苦しいものでした(>_<)
というのも、我々のグループは3チーム中1チームが決勝トーナメントに進むのですが、実は前の試合で唐津金曜会は報徳会から我々よりも二本多くポイントをとったのです。このポイントの差がここに来て重くのしかかってきました。
我々が決勝トーナメントに進出するには、試合に勝つしかなくなっていたのです(>_<)
そんな状況で中堅高本選手が積極果敢に攻めましたが、相手の中堅も中々の腕前。
相手は引き分けでも決勝トーナメント進出が決まるので無理をしてきません。
両者の攻防は一歩も譲らず、結局時間切れ引き分けとなり、ここで30歳以上の部の今年の日田大会は終結しました。
続く副将在津選手は、相手の(おそらく)エース八坂選手にあえなく破れ、チームの勝敗もここで決することとなりました。いやぁ、彼は強かったばい。
最後に登場した大将栗林選手は、大将の役割を存分に発揮し、我々に喝を入れるかのような果敢な攻めで勝利をもぎ取り、おかげで完敗は免れました。さすがクリさん(*^_^*)
結局、唐津金曜会はその後決勝トーナメントの初戦を勝ち上がり、最後は大野北チームと三位決定戦を戦って勝利し、3位入賞されていました。
選手一同、「やはり試合で勝ち上がるのは難しいね」ということで、来年に向けて志を新たにした大会となりました。恩塚さん、来年もがんばろうね!
さて、お次は「今年の最後は優勝で飾ろうぜ!」を合言葉に活躍を期した30歳未満の部チーム。
こちらは4チームによる予選リーグを戦いました。
初戦は先鋒應地選手、中堅池田選手、大将芳野選手が勝利して快勝!
続く熊本大学戦も、先鋒應地選手、次鋒黒河選手、中堅池田選手、副将岡野選手と立続けに相手を撃破してあぶなげなく勝利!大将芳野選手も(「うっかり負け」をしたものの)充実した試合ぶりでした。
そして2戦2勝で迎えた予選リーグ第3戦。
相手は西森剣道教室・・・正体は西日本シティ銀行若手チームです。
まず先鋒應地選手が切り込みました。
この日かなりの活躍を見せた應地選手、この試合でも積極的に相手を攻めて打突を繰り出しながら互角に渡り合って引き分け。しっかり試合の流れを引き寄せる働きでした。
続く次鋒黒河選手。先日の西部日本大会に続いて、この日も彼はエンジン全開でした。
しなやかなカラダから放たれる鞭のような打突が相手を襲います!
危うい場面を何とか凌ぎながら、逆に宮本選手を完全に狙い打って結局二本勝ち♪よくやった!
この試合展開には高本さんも唸ってましたね(^ー^* )♪
そして、中堅池田選手登場。相手は上段。
上段といえば、西部日本大会では田沖選手が予期せずとった上段に惑わされて不覚を喫しましたが、この対戦では事前に相手が上段に取ることを知っていたので慌てませんでした。
日頃あまり上段剣士と稽古を積めない実情があり、若干攻めあぐねている感があったものの、試合が膠着しかかった所で目が覚めるような突きが飛び出して一本先取!
西部日本大会の個人戦で見せた突きを髣髴とさせる鮮やかな一本に会場はどっと沸きました。
星取りもこれで2勝1分となり、かなり有利な状態で後半に。
誰もが勝利の背中をチラリと見た気がしたのですが、そこは強豪。そう簡単にはいきません。
私たちを見捨ててフィリピンに旅立った中山選手に代わって前泊して日田入りし、この日容赦なく後につなぐチームメイトの期待に応えようと奮闘してくれた副将岡野選手登場。
かなりがんばってくれたのですが、ここは残念無念の敗北となり決着は大将戦に持ち越し・・・。
ここで相手大将は濱地選手。まぁ、彼は普通に強かったですね。
一言で言えば、これは稽古量の差としか言いようがない内容でした。
我らが大将芳野選手の試合振りは立派でしたし、機会的にはいいところで打って出ていましたが、半歩差くらいで全て乗られてしまいましたね・・・ここで万事休す。
2勝2敗1分けの本数差による惜しい敗北となりました。
こうしてチームはグループ2位として、一昨年以来の決勝進出を果たしたのでした♪
若干の休憩をはさんで決勝トーナメント第1戦。
相手は昨年優勝の大野北剣友会。ここはチャゲ&飛鳥の飛鳥のお父上がいらっしゃるスポーツ少年団の若手チームです。日田まで出かけて大野城対決となったのですが、このチームは粒ぞろいで強い。何よりも結束が固い。
まずは先鋒應地選手。この日ここまで2勝1分と負け無しで来ていたのですが、敵も試合巧者。
残念無念、まさかの二本負けでスタートしました。
ここまでそつなく戦ってきた應地選手の敗北に動揺したか、次鋒黒河選手がそれまでの試合で見せていた軽やかなステップが影を潜めてしまい、苦しい展開に。
ところが、この日の彼はやっぱり違いました。何が原動力になったのかは言いませんが、明らかに苦しい試合展開の中、一瞬の機会を捉えて狙い打った面がしっかりと相手を捉えて一本先取!
そのまま粘って粘って一本勝ちに持ち込み、星取りを五分に引き戻しました。本当にようやったよ。うん。
盛り上がる九松妙義塾若手軍団。
続いてこの日負け無しの中堅池田選手登場!いやぁ、この所の彼はひと味もふた味も違いますね。
相手は九電の分山選手の弟さんで現役の九工大生。剣道部に所属してはいないものの、実質的な先輩後輩対決となりました。
試合開始早々ぼっくりと面を奪った池田選手でしたが、分山選手も試合巧者。すぐに一本を取り返されました。でも、そこからが凄かった。
これでもかこれでもかと攻めまくる池田選手、ついに相手の小手を奪って二本勝ち。
これでチームは2勝1敗と星取を逆転♪
今度こそ勝利の背中が見えた気がしたのです・・・が・・・相手も昨年優勝チーム。そうすんなりとは行かせてもらえませんでした。
副将岡野選手が奮闘及ばず星を落として五分とされ、抜きつ抜かれつの攻防は、またしても大将戦に突入。
大将芳野選手の相手は熊本選手。これがまた普通に強かった・・・。
芳野選手にしては珍しく、ことごとく乗られて敗北を喫し、チームはここでゲームセット。
まぁでも、贔屓目無しに言って芳野選手はパナソニック入社以来初めての大将という大役に十分応える戦いぶりを見せていたと思います。どの試合も本当にあと少しで勝てそうな感じがプンプンして期待度十分でした。
でしたが・・・よん、来年はもっと稽古しようね(^ー^* )
というわけで今年最後の大会は、芳野選手が大会デビューを果たした一昨年の第10回大会以来の決勝トーナメント進出、若手チームのベスト9(微妙だなぁ・・・)で幕を閉じたのでした。
なぜベスト9なのか?
例年は決勝トーナメントに進出するとベスト8なのですが、今年はなぜかベスト9でした。
「ベスト9」って、なんだか野球みたいですね。ゴールデングラブ賞のようなイメージで、正直今ひとつピンと来なかったです。
ベスト8だと嬉しいのにベスト9だと微妙なのは耳なじみのせいだけでしょうか・・・。
そういうわけで、大会後は恒例の琴平温泉でお食事&温泉!を楽しみながらの反省会と相成りました(^ー^* )♪
この日全勝を果たした中堅池田くんと、自分的には納得がいかなかった大将の芳野くんが温泉で起こした事件については、SNSの方で黒河くんがレポートしてくれているようですのでそちらでご覧ください(^ー^* )♪
以上、大会レポートでした。