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2006年05月19日

幼少年剣士の指導について


今年度から、ちびっ子剣士たちのご父兄からの要望もあって、私の出身道場である「太宰府心聖会」の指導員になりました。

私の二人の息子もこの道場で稽古に汗を流させて頂いている関係もあり、長男が中学生になって福岡を離れて長崎に行ったのをきっかけに、この道場の小中学生の稽古を手伝わせていただくことにしたのです。

私が通っていた頃は「水城心聖会」という名称だったと思いますが、現在は、福岡県剣道連盟筑紫支部太宰府剣道連盟の支援で活動を行っている道場のひとつです。

稽古日は火曜日・木曜日・土曜日の週三回で、そのうち、私が時間を取れる時だけの指導です。

幼少年指導の現場に着くのは、大学生の頃、東京杉並の大義塾道場で幼少年の剣道指導をお手伝いさせていただいて以来のことで、色々と不安も沢山あります。

ですが、もちろんやるからには誠意を持って事にあたろうと考えています。

そこで、折角の機会なので、幼少年剣道の現場で感じたことなどをここに記録して行こうと思います。

そもそも私が子供の頃と違って、今は剣道人口が非常に減っており、太宰府心聖会も例外ではありません。

小学生と中学生を合わせても30人にも足らない有様です。

このこと自体私に言わせると大変残念なことで、いくら世の中少子化が進んでいるとはいえ、減りすぎだと思うのです。

人間形成にこれ以上のものは無いと思える剣道に、一人でも多くの人々、特に少年少女が取り組んでくれればいいなとの思いが募るばかりです。

そんな状況ですから、剣士の数もさびしいもので、まずは10名足らずの小学生の稽古に参加することからはじめました。

ところが、いざ取り組んでみると、10人足らずの少年剣士を相手にするのも一苦労。
色々と思うことも沢山あって、非常に勉強になります。

これまでも、自分の息子たちと日曜日に体育館の武道場で剣道をしたりすることはあったのですが、自分の子供以外の少年少女に対して剣道を指導すると言うのはまた別の難しさがあります。

「これほど難しいことだったのか」と改めて思い知らされている次第です。

さてさて、どんなことになっていくのでしょうか・・・楽しみでもあり不安でもありという心境です(*^_^*)