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2005年05月10日

打突のメカニズム


今年で剣道に取り組み始めて29年、来年2006年秋には、なんと、あしかけ30年になる。
30年と言えばひとつの区切りである。そんな区切りの年を目前にして、未だ剣の操作に関する悩みは尽きない。
この10年間は、「気剣体の一致した打突を行えるようになる。」という目標のもと、「気合を発する瞬間、剣先が打突部を捉える瞬間、右足が踏込む瞬間の3つの瞬間を一致させた打突を行うことが「気剣体の一致した打突」の意味である」と言う仮説をたて、ただひたすらに、「気剣体の一致した打突」を目指して取り組んできた。が、その実現も儘ならぬ3年ほど前から、「一拍子の打ち」なる新たな難問に直面し、悩みは深まる一方となった。
そこで、解決の糸口を探して、色々な文献、口伝、読み物、先生方の講話などを求めてみた結果、ひとつの仮説を新たに立て、この30年間の節目の最後の期間における修行課題とすることにした。

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