メイン

2006年03月31日

「勝つ」ということ


最近、「勝つ」ということについてよく考えます。

95年に剣道を再開した当初、試合に出ても全く勝てず、
剣道ってどうやって勝つんだったっけ?と悩みも深かった頃、
剣道がすごく苦痛に思えた時期がありました。

ちょうど同じ頃に、4段の昇段審査に続けて何度も失敗し、
試合にも勝てない、審査にも通らない、そんな自分の剣道に
嫌気が差した頃でした。

続きを読む "「勝つ」ということ" »


2005年09月29日

「立合いの際の心がけ」について


今回は、「立合いの際の心がけ」について考えて見ましょう。

この点について、伊藤陽史範士は、次のように述べています。

打とう打とうと思わないで、「先」の気で相手を攻めているか。
私は道場の門下生には

「先に攻め、相手をおびき寄せ、先を起こさせ、先に打たせ、その先を打て」

と教えています。

続きを読む "「立合いの際の心がけ」について" »


2005年09月01日

「足構え」について


さて、先日左足についてご紹介したところ、かのイケ面外科医の
小倉君からコメントが届きました。

以下、小倉君のコメントです。

九大の小倉です。
先週より体調を崩してしまい、医者の不養生という情けない状態です。

さて、在津さんの紹介された「左足の踏み方」についてですが、ご指摘の通り、
腓骨は下腿の細長い骨で外側(内側に脛骨とよばれる太い骨があり、弁慶の泣き
所は脛骨の前部分です)に位置しあまり意識されない骨です。
また、こむらがえりは下腿の背側にある腓腹筋の痙攣(足がつる状態)であり、
まさに腓はこのこむらがえりのことを指しています。

続きを読む "「足構え」について" »


2005年08月18日

「左足」について


さて、最近小川忠太郎範士の剣道講話を読んでいて発見がありました。

それは、「左足について」です。

普通、剣道の左足については、

つま先は真っ直ぐ前に向けて撞木足にならないように
ひかがみ(ひざの裏)を伸ばして曲げないように、
踵は床につけないように、上げすぎないように、

といったところを注意されます。

小川範士の剣道講話でも、この左足について書かれているのですが、
それが少しユニークだったのです。そこには、警視庁の基本の
第一基本「足の踏み方」を紹介しながら、左足について書かれています。

☆警視庁の基本の第一基本「足の踏み方」☆

「右足は基本の姿勢より足先をまっすぐにし、
左足の土踏まずより約1足長前に出した位置に踏み出し、
左足は蹠骨部(せきこつぶ)を中心として踵(かかと)を外側に捻転する」

範士の解説では、「踵を外側に捻転する」というのは少しわかりにくいが、
腓骨(ひこつ)を伸ばすことと同じことである。とあり、結論として
左足で一番大事なのは、この「腓骨(ひこつ)を伸ばすこと」であると書いています。

続きを読む "「左足」について" »