「勝つ」ということ
最近、「勝つ」ということについてよく考えます。
95年に剣道を再開した当初、試合に出ても全く勝てず、
剣道ってどうやって勝つんだったっけ?と悩みも深かった頃、
剣道がすごく苦痛に思えた時期がありました。
ちょうど同じ頃に、4段の昇段審査に続けて何度も失敗し、
試合にも勝てない、審査にも通らない、そんな自分の剣道に
嫌気が差した頃でした。
最近、「勝つ」ということについてよく考えます。
95年に剣道を再開した当初、試合に出ても全く勝てず、
剣道ってどうやって勝つんだったっけ?と悩みも深かった頃、
剣道がすごく苦痛に思えた時期がありました。
ちょうど同じ頃に、4段の昇段審査に続けて何度も失敗し、
試合にも勝てない、審査にも通らない、そんな自分の剣道に
嫌気が差した頃でした。
今回は、「立合いの際の心がけ」について考えて見ましょう。
この点について、伊藤陽史範士は、次のように述べています。
打とう打とうと思わないで、「先」の気で相手を攻めているか。
私は道場の門下生には
「先に攻め、相手をおびき寄せ、先を起こさせ、先に打たせ、その先を打て」
と教えています。
さて、先日左足についてご紹介したところ、かのイケ面外科医の
小倉君からコメントが届きました。
以下、小倉君のコメントです。
九大の小倉です。
先週より体調を崩してしまい、医者の不養生という情けない状態です。
さて、在津さんの紹介された「左足の踏み方」についてですが、ご指摘の通り、
腓骨は下腿の細長い骨で外側(内側に脛骨とよばれる太い骨があり、弁慶の泣き
所は脛骨の前部分です)に位置しあまり意識されない骨です。
また、こむらがえりは下腿の背側にある腓腹筋の痙攣(足がつる状態)であり、
まさに腓はこのこむらがえりのことを指しています。
さて、最近小川忠太郎範士の剣道講話を読んでいて発見がありました。
それは、「左足について」です。
普通、剣道の左足については、
つま先は真っ直ぐ前に向けて撞木足にならないように
ひかがみ(ひざの裏)を伸ばして曲げないように、
踵は床につけないように、上げすぎないように、
といったところを注意されます。
小川範士の剣道講話でも、この左足について書かれているのですが、
それが少しユニークだったのです。そこには、警視庁の基本の
第一基本「足の踏み方」を紹介しながら、左足について書かれています。
☆警視庁の基本の第一基本「足の踏み方」☆
「右足は基本の姿勢より足先をまっすぐにし、
左足の土踏まずより約1足長前に出した位置に踏み出し、
左足は蹠骨部(せきこつぶ)を中心として踵(かかと)を外側に捻転する」
範士の解説では、「踵を外側に捻転する」というのは少しわかりにくいが、
腓骨(ひこつ)を伸ばすことと同じことである。とあり、結論として
左足で一番大事なのは、この「腓骨(ひこつ)を伸ばすこと」であると書いています。