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2005年06月27日

社会人親善剣道大会番外編


言い訳ではないですが、在津の相手の二刀流、かなり本格的でした。
これまで何人か二刀流を見てきましたが、今回のが一番強かった。

個人戦では、私と小倉さんがともに敗れた三菱ふそうの秋山さんを撃破して
パート決勝に進んでましたから本当に強かったんだと思います。

で、私としては、二刀に向かう基本に従って、小太刀に惑わされず、
中心を攻めながら相手の打ち気を誘っておいて、半歩先に出ながら
相手に乗り返して前に出て正面を狙う。そんな作戦で攻めました。
作戦自体は悪くなかったと思うのですが、まず、様子を見ようと
指先分だけ出ようとしたところをパカスカーン!と面を打たれてしまいました。
これは誤算だった!

気を取り直して攻めまくり、限界ぎりぎりで出した面にも、旗は一本しかあがらず、
それでもなんとか踏ん張って2度目を試みたのですが、無情にもやはり旗は一本。

結局他にいい作戦も思いつかず、居ついたところに2本目の面をくらいました。

で、今日になってつらつらと、「なんであんなに、なすすべなく面を食らったのか」
「文字通り、面食らった感じがしたのはなぜか」、などなど試合を振り返って
反省をしていたら・・・まる1日過ぎてやっと気がついたのです!

相手は右足前、右手に小太刀、左手で太刀を上段に取った二刀でした。
右足前で・・・左手は上段・・・ん?

あれ?普段時々対戦する上段は左足前で左手が上段。
右足前で左手が上段ってことは・・・ありゃ?もしかして、右足前の上段ってこと?

てことは、右足前右手に小太刀の二刀の場合、面に来る竹刀は通常の左前上段と違って
腰一回転分だけ余計にのびてくる!!

あぁ、そうか、そうだったんだ・・・相手は右足で踏み切ってきてたんだ。
何たる不覚。だから相手の打ち間が異様にこちらから遠かったんだ。
のこのこと相手の打ち間に入ってしまってたのね・・・。

左足前の上段を相手にする感覚で攻めてましたから、そりゃ勝てんわね。

相手の竹刀がぐんぐん伸びてくるように見えたのはそのせいか・・・。

「こいつは犬神か!?」(う、古すぎました?ドカベンです。)とか思ってました。
もっと早く気がつくべきだった・・・残念!

そんなアホな在津ですが、どうか見捨てないで下さい(*^_^*)
(でも、二刀と対戦できて、正直楽しかったです。)

では。ごきげんよう!


2005年06月19日

攻め


拳を攻める
 ↓
迎え入れる・乗り返す
 ↓
剣先を立てず1拍子で打つ


2005年06月10日

攻防の基本


打たせない・打たれないという所から攻防を始める。
 ↓
中心を攻める。
 ↓
中心線・正中線を取りあう攻防。
 ↓
間合いを探る。
 ↓
有利な間合いを取り合う攻防。位取りの攻防。
 ↓
打突の機会を捉える攻防。
表を攻める・裏を攻める・下を攻める・上を攻める。
 ↓
打ち間に入る。
 ↓
1拍子で打つ。
 ↓
残心

【ポイント】

相手の動きを待っているのではなくて、隙があれば打つぞ、動いたら打つぞという体勢でこちらから積極的に間合いに入って行き、機会を逃さず打つ。
そのために、相手がどう出てきても打つことができるように、手の内を研究し、技を身につけておく

打ち間に入ったところで相手の出方に応じて打ってみる。
打っていった所を返されて打たれるようであれば、打つべき所ではなかったことを知る。

技を知らずに攻防はありえない。
技を頭で知っているだけでなく、技を体に覚えさせることが大切。

打突後の余勢は、相手の体を真っ二つに切り、その間を抜けていくイメージで抜ければ油断せずすぐに振り返り構えを整える。