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2月の研究まとめ


◎全ては敵を討つ太刀の縁

そこだという「そ」の字の頭を打ち、
ここだという「こ」の字の頭を打たねばならぬ。

経験から生まれる勘 → 無念無想・明鏡止水の心境

勘を養うための稽古法は何かないか。

◎三つの先 ・・・ 今の自分には「先」の研究が最も大切な気がする。

 懸の先(先)
 
 待の先(後の先)

 体々の先(先々の先)

◎兎にも角にも切ると思いて太刀を取るべし

◎敵に先をさせて勝つ也

◎懸待一致ということ

 身を懸に太刀を待に
 心を待に身を懸に
 心を懸に太刀を待に

※身とは太刀を持つ手のこと

◎打は陽 留は陰

陰陽の釣り合いを持って勝負すること

【下段】

  待形を専らに見せ内に懸かる。
  位詰めの後、相手に虚があれば急に懸かって破る

陰陽助け合って勝つ

◎試合の極意 → 勝ち易きに勝つ

もっとも労が少なくして効が大きい方法を取る

 実を避けて虚を打つ
 虚を以って誘い実を以って打つ

敵の虚に乗じ、敵の最も弱いところを攻める

◎武術とは結局、最も少ない労力で、最も有効に敵を制する方法である

◎隙・・・形を崩すか心を崩すか

常に変化を自在にしていつも敵の意表に出る

山海のかはり

◎剣道の四病

驚き 懼れ 疑い 惑う

◎剣道の十悪

我慢 我心 貪欲 怒り 懼れ 怪しみ 疑い 迷い 侮り 慢心

これらは全て心境を曇らす

◎敵もなく我もない境地 → 無敵

水月の位
虚心坦懐

◎剣道の気位 → 我は将也、敵は卒也


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